ANAといえば「青」でも制服はなぜ「グレー」? 過去には「青い制服」もあったのに

「青」をコーポレートカラーとし、機体デザインや座席などにこの色をあしらっているANAですが、その例外がCA・地上係員が着用の「グレーの制服」です。なぜ青ではなく、グレーなのでしょうか。

2015年導入の現制服

 ANA(全日空)のコーポレートカラーといえば「青」です。機体にも「トリトンブルー」と呼ばれる濃い青、「モヒカンブルー」と呼ばれる薄い青が描かれているほか、座席も青ベースのカラーが多く見られます。その一方で、青が全面に押し出されていないアイテムもあります。それがCA(客室乗務員)や地上係員が着用している制服です。

 ANAの現行制服は、創立60周年と2013年の持株会社制導入を踏まえ、2015年に採用されたもの。上着の色はライトグレーで、ズボンとスカートは濃いめのグレーです。 たとえばLCC(格安航空会社)のピーチなどはピンク、スターフライヤーはブラックなど、コーポレートカラーをそのまま制服のカラーとしている航空会社もあるなか、なぜグレーなのか、ANAは次のように話します。「『優雅かつブランドを体現し、世界一のリーディングエアライングループとしての機内サービス品質の高さを感じていただく』といったコンセプトが決まったあと、エレガント(洗練されて、上品な)で、フォーマルすぎないフォーマルであり、ソフトな女性らしさの中にモダン・シャープな印象という点をデザインに取り入れております」(ANA広報部) ちなみに現行制服でも、いわゆる「ANAブルー」は袖口から脇にかけてなど部分的に取り入れられており、ベースカラーがグレーであっても、ANAスタッフと分かるようになっているとのことです。またテーマとして、「フルサービスキャリアとして更に進化するANA」を目指したものとしています。 なお、ANAの歴史には青系統の制服が採用されていた時期もあります。1966年から1970年までに使用されたもので、ここではANAの「トリトンブルー」に近い青色が使用されています。

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