
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、今夏にチェルシーへと活躍の場を移したイングランド代表MFコール・パルマーを称賛した。16日、イギリス紙『デイリー・メール』が同監督のコメント伝えている。
現在21歳のパルマーは、U-8からマンチェスター・シティの下部組織に所属し、2020年9月に行われたカラバオ・カップ4回戦のバーンリー戦でトップチームデビューを果たした。2022-23シーズンには公式戦25試合出場1ゴール1アシストを記録するなど、クラブの将来を担う逸材として注目されていたが、今夏の移籍市場閉幕を目前に控えた9月1日にチェルシーへの完全移籍を決断。2030年6月30日までとなる7年契約に、1年間の延長オプションも付随した長期契約を締結した。
総額4250万ポンド(約80億円)とも報じられる移籍金で加入したチェルシーでは、ここまで公式戦28試合出場12ゴール9アシストをマークして躍動を続けるパルマー。11月にはイングランド代表に初招集されるなど成長著しい同選手に、古巣マンチェスター・シティで指揮官を務めるグアルディオラ監督が称賛を送っている。
チェルシーとの対戦を前日に控えたグアルディオラ監督は、「コール(パルマー)は並外れた選手だ」とコメント。新天地で攻撃陣を牽引する同選手について、「彼がレギュラーとしてプレーすればそうなる。彼のクオリティーに疑問は持っていなかった」と以前から優れた才能の持ち主であることを理解していたと主張した。
また、「プレーぶりはスター選手だ」と述べつつ、「彼は出場時間を望んでいた」と発言。自身の元では満足な出場機会を得られなかったパルマーに対して、「彼の計り知れないクオリティーを発揮するのは時間の問題だった」と語りながら、「彼は素敵な若者だし、もちろんチェルシーでの活躍を祈っている」と“元教え子”への愛情を口にしている。