「旧態依然としたローカル線」が劇的変化! テコ入れで完全に一新へ 氷見線・城端線「再構築計画」が認定

テコ入れの規模がスゴすぎる!

国交省が「城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画」を認定

 国土交通省は2024年2月8日(木)、富山県などから申請のあった「城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画」を認定したと発表しました。

 氷見線は高岡駅から北へ延び、氷見まで結ぶ16.5kmの路線です。城端線は高岡駅から南へ向かい、城端駅までの29.9kmを結んでいます。新幹線の開業で北陸本線が第3セクターに移管されたため、これらの路線は他のJR幹線とは接続しない「飛び地」的な路線です。現在は国鉄型の気動車が走っています。  富山県や沿線自治体は氷見線と城端線について、LRT化を検討してきましたが、これは断念。その後、「城端線・氷見線再構築検討会」で新型車両を導入し、あいの風とやま鉄道へ移管する方向性が固まりました。検討会の最終回で再構築実施計画が策定され、2023年12月に国交省に申請が行われています。  実施計画では、おおむね5年後を目途にJR西日本から、あいの風とやま鉄道に事業主体を変更するとしています。新型車両の導入、交通系ICカードへの対応、設備改良、増発、毎時一定時刻に発着する「パターンダイヤ」化、両線の直通に向けた改良などが行われる予定です。  新型車両では電気式気動車などの導入を想定。車両前面にオリジナルデザインを取り入れるなど、デザインを工夫することが想定されています。   実施計画の期間は2034年3月31日まで。JR西日本は150億円を拠出し、鉄道整備費の一部に充てるほか、あいの風とやま鉄道への移管時に「城端線・氷見線経営安定基金(仮称)」に拠出するとしています。  業再構築事業により、両線の1日あたりの利用者数は9606人から1万2000人以上に増加することが見込まれています。

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