JRバスの“王”ついに去る 国産2階建てバス「エアロキング」高速バスから全車引退へ

担当も号泣……。

「エアロキング」さよなら

 ジェイアール東海バスは2024年1月30日、国産2階建てバス「エアロキング」が高速バスの運用から全車引退すると公式SNSにて発表しました。

 三菱ふそう「エアロキング」はJRバス各社で大量導入され、一時はJR高速バスの代名詞的な存在でしたが、世代交代が進んでいました。とりわけ、ジェイアール東海バスはエアロキングに愛着をもち、JRバスの中でも最後まで表立って運用してきました。 同社に残る3台のエアロキングは、2月29日(木)の「新東名スーパーライナー」や「ドリームなごや」での運行が最後。3月1日には東名ハイウェイバスのダイヤ改正が行われ、2階建てバスは全てスカニア(スウェーデン)の「J-InterCity DD」へと置き換えられるそうです。 エアロキングは2010(平成22)年に三菱ふそうで生産が終了し、一時は日本から新車の2階建てバスの選択肢がなくなりました。保有する各社はエアロキングをそのまま運用するか、2階建て以外の車種に置き換えるかしていましたが、2018年以降はスカニアの車両が高速バスとして導入されるようになっていました。 一方で、長距離を走る高速バスとしての役目を終えたエアロキングが、定期観光バスなどとして運用されているケースも数多くあります。 ジェイアール東海バスは3月1日以降、エアロキングのお別れイベントも検討しているということです。

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