クロップ監督の退任、1年半後に迫る契約満了…ファン・ダイクが将来に言及「多くのことが変わる」

 リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、ユルゲン・クロップ監督退任後の将来について言及した。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 現地時間26日、リヴァプールに衝撃的なニュースが流れた。2015年夏から指揮を執っていたクロップ監督が、突如として2023-24シーズン限りでの退任を発表。プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)、FAカップなどチームの合計7つのタイトルをもたらした“闘将”は2026年6月末の契約満了を待たずして『アンフィールド』を去ることとなった。

 2018年1月にリヴァプールへ加入し現在はキャプテンを務めているファン・ダイクは、苦楽を共にしたクロップ監督の退任表明について「受け止めるのは難しい。なぜなら監督は僕自身やチーム、クラブ、プレミアリーグにとって大きな意味を持っていると思うからね」とコメント。その上で「今年は達成すべき目標がまだまだたくさんある。シーズンを最高の形で終え、一緒にボスと祝おうじゃないか」と意気込みを示していた。

 そんなファン・ダイクの現行契約は2025年6月末までとなっており、満了まで残り18カ月を切っている。クロップ監督による一時代が今シーズン限りで終焉を迎え、新たな時代への一歩を踏み出すこととなるリヴァプール。そこに自らはいるのかと問われたファン・ダイクは「それは大きな疑問だ。分からないよ」と前置きしつつ、自身の将来について次のように語っている。

「クロップの後任を決めることはクラブにとって非常に大きな仕事になるだろう。監督だけでなくスタッフ全員が入れ替わることになるし、そうなれば多くのことが変わる。それがどのような方向に進むのか非常に興味があるが、発表された時に自分たちの状況を知ることになる。ユルゲン・クロップの時代の終わりになるだろう。しかし、それについて話すのは好きではない。僕はまだその一部だし、そのことに集中しているからね」

 自身の将来についての明言を避けたファン・ダイク。「みんなが夢見ているような成功を収めたい。その時までにはクラブが将来的に何を望んでいるのかということが明確になっているだろう」とシーズン後半戦へ集中する姿勢を強調し、コメントを締め括った。

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