陸自の新型戦闘車両、続々量産へ!どこに配備される?「16式機動戦闘車」がベース

機動迫撃砲型は新たなイメージ図も公開。

共通戦術装輪車は即応機動連隊などに配備へ

 防衛省は2024年1月25日(木)、新たな重要装備品の選定結果を公表。その中で、陸上自衛隊の新たな戦闘車両「共通戦術装輪車(歩兵戦闘車・機動迫撃砲)」を量産取得する方針を示しました。

 この「共通戦術装輪車(歩兵戦闘車・機動迫撃砲)」は、16式機動戦闘車のコンポーネントを流用して開発された国産の装輪装甲車両です。機動戦闘車などと連携して火力援護を実施し、敵の部隊に対処する用途が想定されています。  今回公表された新たな重要装備品の選定結果では、即応機動連隊などに装備すると明記されています。防衛省は、共通戦術装輪車の機動性能や火力性能など、要求性能を評価。所定の要件を満たしたことから、量産取得を決定したとしています。  歩兵戦闘車型の量産単価は約9.3億円、ライフサイクルコストは約2615億円で、約150両の取得が想定されているようです。機動迫撃砲型の量産単価は約8.6億円、ライフサイクルコストは約1529億円となっており、約100両の取得が見込まれています。ただ、この数字は選定手続における見積りのため、今後変更があり得るとしています。  なお、防衛省の2024年度予算案には、共通戦術装輪車(歩兵戦闘車型)を24両、共通戦術装輪車(機動迫撃砲型)を8両取得することが盛り込まれました。  ちなみに、現在運用されている96式装輪装甲車の後継には、フィンランドのパトリア社が製造した装輪装甲車(人員輸送型)AMVが取得される予定です。

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