子供が病気になった時のために、親に何かあった時のために、と有給休暇を自分のために使うことは、あってないようなもの。また、時短勤務で仕事が終わらないのに有給休暇を使っている場合じゃない!そんな忙しい生活を送るワーママも多いはず。しかし「自分の時間が欲しい」と心から思うのも毎日頑張るワーママならではのこと。そこで、今回は「思い切って有給を自分のために使おう!」という内容です。つい働いてしまう性分をいったんリセットし、自分磨きに使ってみては?
「有給休暇」とは
一般的に言われている有給休暇は年次有給休暇という労働基準法に定められた法律で、労働者が休日以外にある程度まとまった日数を労働から解放し、これを有給とすることで身体および精神的な休養がとれるものです。つまり、働いている自分自身に対して疲れた体や心を休めることを目的としたものということになります。6ヵ月間勤務した労働者に1年間に最大20日まで与えられることになっています。
有給は身内へのギフトではない
休んでばかりもいられないので、いざという時に有給休暇はとっておこうと考えるものですが、労働基準法の目的として「働く人自身の休養」と示されています。仕事も頑張り、家でも子育てや家事に追われるワーママにとって、有給も家族のものと扱うのはもったいない! 家にいてものんびり休んではいられないママこそ、年に1度や2度、または仕事に支障のない程度に有給休暇を使ってリフレッシュしましょう。
たまった家事に使わない!
いざ有給休暇をとっても、たまった家事を朝から片付けているうちに気づけば夕方。お迎えの時間が間近に迫り、出かけるのも面倒になってしまうのはもったいないと思いませんか?せっかく自分時間を持てたのだから、ここは思い切って行きたかった映画やレストランに出かけ休暇を満喫しましょう。美容院へ行くも良し、ネイルやエステなどメンテナンスもいいですよね。自分磨きは見た目だけではありません。興味のある講習会に参加したり、舞台鑑賞などあえて子連れでは行かれない場所で、内面磨きに費やすのもおススメです。ママでもなく仕事人でもなく、1人の女性として時間を過ごすことで、頭や体も軽くなり仕事や子育てに新たな気持ちで向き合えることでしょう。そんな気持ちになれる機会を、家事で終わらせず存分に楽しみたいものですね。(文・森 初世)