中国産「世界最大級サイズの水陸両用機」来年実用化か? カギの「型式証明」24年にも取得へ

なんというか、さすがですね…。

デカさは「40m弱」にも

 中国国営の航空宇宙・防衛企業・中国航空工業集団(AVIC:Aviation Industry Corporation of China)が開発を進めている、世界最大級の水陸両用機AG600が、2024年内にも同国内の「型式認証」を取得する予定です。中国新華社通信、国際航空メディアなどが、そのことを報じています。

 AG600は公式スペックによると、全長36.9m、全幅38.8mの大きさをもつ機体で、50人を乗せることができます。森林消防や水上での緊急捜索救助任務の要件を満たすように設計されており、「1機で陸でも海でも利用できる」というコンセプトのもと、海上監視や資源探知、乗客・貨物の輸送に対応できるとのことです。試作機は2017年12月に初飛行をしています。 型式証明は、その飛行機のモデルが一定の安全基準を満たしているかどうかを、国や地域ごとに当局が審査する制度。これをクリアすることで、機体ごとにメーカーが(取得前より大幅に項目が省略された)所定の検査を実施するだけで顧客に引き渡せるようになります。そのため、型式証明は、そのモデルが実用化するうえで不可欠なプロセスのひとつとなっています。 海外メディアの報道によると、就役は2025年を予定。実用化後は、消火活動や捜索救助任務にあたるとのことです。

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