「トイレのための車線規制」やります 「ひとりでも多くの人にトイレ休憩していただくため」「ご迷惑をおかけします」一体どういうこと!?

「ご理解ご協力を」と呼びかけるにはワケがある。

トイレのための車線規制は「ご迷惑をおかけ」すること?

 NEXCO中日本 八王子支社が2023年12月27日、公式X(旧Twitter)にて、年末年始期間も「ひとりでも多くのお客さまにトイレ休憩をしていただくため、車線規制をおこないます」と発信しました。

 しかもこれに対し、「ご迷惑をおかけしますがご理解ご協力をお願いします」と添えています。一体どういうことなのでしょうか。 これは、中央道 談合坂SA付近の上り線で行う車線規制への注意喚起です。 中央道の上り線は、東京と神奈川の境にある小仏トンネルが有名な渋滞ポイントで、年末年始期間も渋滞の発生が予測されています。この渋滞が、談合坂SA付近まで達する場合に、本線の一部をあえて規制することがあるのです。 渋滞が延びてくると、SAの入口ランプと出口ランプのあいだの左側車線(第一走行車線)を閉鎖します。これにより、SA利用後のクルマをスムーズに本線へ流すことに主眼が置かれています。 というのも、規制をしないと本線が詰まって、「SAから出たいのに出られないクルマ」で駐車場が埋まってしまうのだそうです。 SA駐車場の回転率を向上させることが、本線含め「全体の流れをよくする」ことにつながるそうですが、SAに立ち寄らない人にとっては、「渋滞中になぜ規制をするのか」となるため、この「談合坂SA整流化」の取り組みに理解を求めているのです。 NEXCO中日本八王子支社は以前、この取り組みを行う前は、SAから本線に出るまで、ひどいときで60分かかるという声もあったことから、「入れない・出られない」状態を解消するために始めたと話していました。 なお、小仏トンネルから談合坂SAまでは、おおよそ「18km」とのこと。1月2日・3日などは、NEXCO各社が発表した事前の予測で「最大約20km」の渋滞が発生するとされています。交通情報で流れる渋滞の長さから、“談合坂SA付近の左車線が規制されているかもしれない”と判断できるかもしれません。

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