マンU、DFヴァランの契約延長OPを行使せず? 今冬から他クラブとの交渉が可能に

 マンチェスター・ユナイテッドは、元フランス代表DFラファエル・ヴァランとの契約延長オプションを行使しないことを決断したようだ。12月31日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 現在30歳のヴァランは、ランスの下部組織出身で2010年にトップチームデビューを飾った。2011年夏にレアル・マドリードに移籍し、在籍10シーズンで公式戦360試合に出場。ラ・リーガでは3度の制覇、チャンピオンズリーグ(CL)では3連覇を含む4度の優勝など、18のタイトルをもたらした。

 2021年8月にマンチェスター・ユナイテッドに加入すると、昨季までは主力として活躍していたものの、今シーズンは負傷の影響もあってか、復帰してもなかなか出場機会が訪れず。直近2試合はフル出場を果たしているものの、ここまで公式戦16試合の出場にとどまっている。

 そんなヴァランの現行契約は今シーズン終了までとなっているものの、契約には1年の延長条項が付随していることが明らかになっている。それでも、同選手の週給は34万ポンド(約6100万円)と現在チーム内で最高給であることから、今夏の新選手獲得のためにも、給与バランスを見直すために現状の契約では延長しないことをクラブは決断したという。

 しかし、マンチェスター・ユナイテッドとしてはヴァランを放出したいわけではなく、今月中には新たな契約に向けた交渉を開始する予定であることも伝えられているものの、今シーズン終了後にはフリーとなる状況から、今冬から同選手は他クラブと夏の移籍に向けて交渉を始めることが可能となりそうだ。

 なお、ヴァランに対するマンチェスター・ユナイテッドの対応の仕方は、当時週給37万5000ポンド(約6730万円)の契約を結んでいたスペイン代表GKダビド・デ・ヘア(現在はフリー)の週給を減額するために契約延長条項を発動しないことを選択した時と同様のもので、その後新たに契約はオファーされたものの、最終的にデ・ヘアとは合意できず、昨夏に同選手はフリーで退団となっている。

 ヴァランにはバイエルンからの関心が報じられているなど、他クラブから興味が寄せられていることが明らかになっているが、果たして来シーズン以降もマンチェスター・ユナイテッドでプレーする可能性はあるのだろうか。

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