成功体験から導いた巻き返しの“答え”…現地紙がバルセロナに推奨する“第2のダーヴィッツ”候補者たち

 スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が今冬の中盤補強を明言したことを受けて、同会長の発言をもとにした“獲得推奨選手”を紹介した。

 19歳ながらチームの柱でもあるMFガビが、右膝の重傷によりシーズンアウトとなったバルセロナ。同選手不在の影響は、負傷離脱後の公式戦6試合で2勝2分2敗の成績からも見てとれるが、ジョアン・ラポルタ会長は、「我々が(金銭的な)フェアプレーを実現できれば、ガビの穴を何らかの形で補ってくれるミッドフィルダーを獲得するという考えがある。何年も前にダーヴィッツを獲得したときのように、シーズン終了までのレンタルでね」と告白。これは、第一次ラポルタ会長時代の2004年冬、当時ボトムハーフにまで順位を下げたバルセロナに、ユヴェントスで燻っていたエドガー・ダーヴィッツがレンタル加入すると、息を吹き返したチームは2位でシーズンを終えたというもの。あれから20年、かつての成功体験を回顧した同会長は、今冬にも同様のことを目指すと明言したのだ。

 この発言を受けた『ムンド・デボルティーボ』は、現所属チームでは伸び悩みかつ、ガビが抜けた穴を補完できる“第2のダーヴィッツ”候補者7選手をピックアップ。まず名前を挙げたのは、パリ・サンジェルマンからローマにレンタル移籍中のMFレナト・サンチェスで、ここまで公式戦プレータイムが228分にとどまっていること、FWジョアン・フェリックスらを顧客に持つジョルジュ・メンデス氏が代理人を務めていることに触れた。また、セビージャやポーランド代表で活躍したMFグジェゴシュ・クリホヴィアク(現:アブハー・クラブ)、レンヌやサンテティエンヌで活躍したMFヤン・エムヴィラ(無所属)の2選手にも言及。後者に関しては、「最もランダムなベッドになるだろう」と見解を示した。

 さらにプレミアリーグからは、4選手が入った。アーセナルが今冬の売却を検討しているMFトーマス・パルティや、マンチェスター・シティ加入当初の期待とは程遠く、関心が報じられたユヴェントスとも進展がないMFカルヴィン・フィリップスも“第2のダーヴィッツ”になり得ると指摘。その他、MFピエール・エミール・ホイビュルク(トッテナム)とMFアンドレイ・サントス(チェルシーからノッティンガム・フォレストにレンタル移籍中)が紹介されている。

 シーズン前半戦の折り返しを前にして、首位ジローナとは勝ち点差『9』の3位につけるバルセロナ。ラ・リーガ連覇の雲行きは徐々に怪しくなりつつあるが、かつての成功体験から導いた“答え”は巻き返しへとつながるのだろうか。

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