「輸出ルートを復活させる」海上封鎖に苦しむウクライナ海軍に英国が掃海艇を提供 さらに追加支援も

ロシアの海上封鎖に対抗。

ノルウェーと共同でウクライナ海軍強化へ

 イギリス国防省は2023年12月11日、黒海におけるウクライナ海軍を支援するために、サンダウン級機雷掃討艇2隻をウクライナに提供すると発表しました。

 ロシアの侵攻を受けているウクライナは海上でもロシア海軍による黒海封鎖にも苦しんでおり、重要な輸出品を海上輸送する能力が著しく低下しています。 そのため、特にロシア軍の機雷の脅威に対抗するため、今回の掃海艇提供が決まりました。イギリス国防省はは「これらの水雷掃海艇は、海上での人命救助に役立つとともに、プーチンが違法な全面侵攻を開始して以来、著しく制限されていた重要な輸出ルートを開放する」としています。 なお、サンダウン級機雷掃討艇は船体をガラス繊維強化プラスチック(GFRP)をとした掃海艇で、イギリス海軍のほか、サウジアラビア海軍やエストニア海軍でも使用されています。 またイギリス国防省は同艇提供を伝えるプレスリリースで、ノルウェーと共同してウクライナ海軍の戦力向上を図ることも発表。「ウクライナが海軍を変革し、西側同盟国との互換性を高め、NATO(北大西洋条約機構)との相互運用性を高め、黒海の安全保障を強化するための長期的な支援となる」と発表しています。 具体的な支援内容としては、黒海における海上部隊の強化及び、2023年5月に海軍から独立したウクライナ海兵隊の継続的訓練の支援、沿岸および内陸水路を防衛するための河川巡視船などの開発支援などを行うとのことです。

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