海自の練習艦「しまゆき」解体へ 隊員に見送られ“最後の船出” はつゆき型が完全消滅

はつゆき型護衛艦が全て解体に。

総航海距離は地球の約37周分に相当

 海上自衛隊呉地方総監部は2023年12月2日(土)、2021年に除籍となった練習艦「しまゆき」を解体業者に引き渡したと発表しました。今回「しまゆき」が解体されることで、はつゆき型護衛艦は全て解体となります。

「しまゆき」は、はつゆき型護衛艦の最終艦、12番艦として、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)で建造された汎用護衛艦(DD)です。1986(昭和61)年1月29日に進水、翌1987(昭和62)年2月20日に就役しています。 1999(平成11)年3月、呉基地の練習艦隊第1練習隊に配属となり、その後は20年以上にわたって練習艦として運用されました。海上自衛隊によると、「しまゆき」の総航海距離は地球の約37周分に相当するといいます。 ただ、はたかぜ型護衛艦が練習艦に転用されたことで、「しまゆき」は役目を終えて除籍。2023年12月1日(金)に呉港務隊の曳船で解体業者に引き渡されました。  呉地方総監部は、海上自衛隊の活動を支えてくれた「しまゆき」に感謝し、最後の船出を隊員たちで見送ったとしています。

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