ロシア軍「もう国内の遠隔地まで守れません」防空システムをウクライナに移動か “敏感な地域”が手薄に?

遠隔地の守りが手薄に!

飛び地・カリーニングラードから防空システムを移動か

 イギリス国防省は2023年11月26日(日)、ウクライナ紛争の戦況分析を更新。ロシアがウクライナ戦線での損失を補うため、防空システムをバルト海沿岸にある飛び地・カリーニングラードから移動させた可能性が高いと発表しました。

 カリーニングラードは、三方がNATO加盟国に面しており、ロシア最西端の前哨基地となっています。ロシアはこのエリアを「戦略的に最も敏感な地域の一つ」と見なしているといいます。  ただロシアは、2023年10月下旬にS-400地対空ミサイルなどの防空システムを戦闘で立て続けに喪失。イギリス国防省は2023年11月10日に発表した戦況分析で、ロシア軍がウクライナの占領地上空を守備するためには、ロシア国内の遠隔地に配備されている防空システムを転用しなければならない可能性が高いと分析していました。  イギリス国防省は、ロシアがカリーニングラードのような「敏感な地域」で、更なるリスクを受け入れる用意があるように見えると指摘。戦争がロシアの現代的な能力の一部に、過剰な負担を引き起こしたと分析しています。

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