「ウクライナには渡さないで!」スイスがドイツに「レオパルト2」25両を売却 その有効な使い道とは

スイスは永世中立国。

ドイツはNATOかEU加盟国に売却! ということは?

 スイス連邦議会は2023年11月22日、主力戦車「レオパルト2A4」のスイス軍仕様であるPz.87を、ドイツの防衛企業であるラインメタルに売却を承認しました。

 スイス陸軍では、2023年9月に「レオパルト2A4」25両を退役させるとしていました。今回売却されるのはその退役予定の車両で、「ラインメタルがウクライナに供与しない」という契約でラインメタルが取得することになります。スイスは永世中立国であるため、国家間の戦争・紛争においては一貫して中立的な立場をとっているということで、当事国には供与しないという決まりをつけた形になります。 なお、ラインメタルやドイツ政府はスイスから購入した車両を北大西洋条約機構(NATO)、またはEU加盟国のいずれかに供与または売却をするという方針を明らかとしています。 そのため、ラインメタルから同車両を供給されたNATO、またはEUの加盟国が余剰になった旧式戦車などをウクライナへ供与する可能性はあります。

externallink関連リンク

レオパルト2×ルクレール=欧州スーパー戦車!のはずが… 独仏共同開発に暗雲、なぜ? F-16に勝つ「三菱 F-1」どんな存在だったのか 戦後初国産戦闘機 多用途戦闘機の先駆け 歩兵にやられまくり? ロシア戦車はどう撃破されているのか 戦術の稚拙さ浮彫りに
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)