
ワーママにとって朝の時間はまさに戦争タイム。早めに起床、早めに朝食にしたにも関わらず、子供はいつまでも着替えが終わらず、食べ始めたと思ったらボーっとし、家を出ようと思ったら「ウンチ! 」なんて思い通りに進まないのが子供との朝。発狂寸前はザラ! という毎日を救う朝支度の時短テクニックをご紹介します。
「早くしなさい」を言わない
パジャマを脱ぐのに10分、着替え終わるのに20分、朝食30分ではここまで1時間はザラ。
朝寝起きからエンジンがかかるまで、いつまでもダラダラしていると、つい「早くしなさい」と言いたくなってしまいますよね。
注意しなければ、いつまでもダラダラしているのではと、出勤時間が決まっているママにとってはハラハライライラ。しかし、あえて「早くしなさい」と言うのをやめてみましょう。
毎日何度も「早くしなさい」と言われると、その言葉に慣れてしまい子供ですら危機感を感じません。「ママって毎朝怖い顔をしているな」と思われるのも辛いもの。
子どものためを思って言っていることもこれでは本末転倒です。
そこで「今日は支度早いね、早く支度してくれてありがとうね」とあえて褒めてみる。すると子供も「ん?いつもと違う。しかも僕が早く支度するとママは嬉しんだ」と感じてくれます。やる気スイッチが入り思いのほかパッと着替えてくれます。
すべて片手で持てるものにする
とはいえ、子供の自由にしておくわけにはいきません。
お箸が苦手な場合はフォークを、主食はおにぎりやパンなど手をあまり汚さずに食べれて、なおかつ片手で持てる朝食がおススメです。ふりかけはご飯にかけておく、ジャムはぬっておく。大人にとってはひと手間ですがこれこそが時短を生みます。
もちろんここでも「早くしなさい」はグッと我慢。声をかけるなら「好きなものは食べるの早いね」と言うと喜んで早く食べてくれますよ。
「朝支度」はひと目で見れるようにする
着替えもダラダラ、ご飯もボーッ、では「早くしなさい! 」の連発です。
しかし、これは親は時間のなさを理解していますが、子供にとっては時間がある時もない時も感覚は一緒です。今急ぐべきなのか、そうでないかも曖昧なものです。
そこで朝はこれだけのボリュームをしなくてはならないということを理解できるよう、テーブルの上に着替え、朝食、歯ブラシをセットしておきます。「あなたの朝支度はこれすべてを○○の時間までにクリアする」とやらねばならないボリュームを目でみて理解するのです。そして、どこに時間をかけたいかも聞いてみると良いでしょう。朝ごはんを美味しく食べたいのであれば、着替えと歯磨きはパパッと終わらせなくてはなりません。
そういった時間配分も少しずつ覚えていき、それがルーティンになればこっちのものです。
(文・森 初世)