チェルシー、バルサから関心の21歳DFマートセンの契約延長条項を発動か

 チェルシーが、オランダ代表DFイアン・マートセンの契約延長条項を発動したようだ。19日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 現在21歳のマートセンは2018年7月にPSVの下部組織から、チェルシーの下部組織に加入した。2019年9月にトップチームデビューを果たすと、その後はレンタル移籍を繰り返し、昨季はバーンリーでプレー。チャンピオンシップ(2部)39試合出場で4ゴール6アシストを記録し、プレミアリーグ昇格に大きく貢献したほか、左サイドバックとしてリーグのチーム・オブ・ザ・シーズンに選出される活躍を見せた。

 そんなマートセンには今夏も移籍の可能性が浮上。プレミアリーグ昇格に貢献したバーンリーが再獲得を目指し、3000万ポンド(約54億円)での買い取り義務が付随したレンタル移籍でクラブ間合意に至ったことが報じられていたが、プレシーズンから様々なポジションで起用されていたマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下、チェルシー残留を望んだ同選手は、移籍を拒否し、チェルシーでのポジション争いに挑むことを決断した。

 それでも、現行契約が2024年6月30日までとなっていることから、引き続き去就には注目が集まっており、バルセロナやウェストハム、バーンリーなどから関心が寄せられ、スペイン紙『スポルト』ではバルセロナが来年夏のフリーでの獲得を狙っていることが報じられていた。

 このような状況のなか、チェルシーはフリーでの退団を避けるために、現行契約に付随していた1年の契約延長オプションを密かに行使したという。これにより、契約期間が2025年6月30日までとなったため、来年1月の移籍市場で移籍金を得るために無理に売却をする必要はなくなったと伝えられている。

 なお、チェルシーとしてはマートセンと新しく長期契約を締結することを望んでいるものの、ここ数週間で提示した2つのオファーをいずれも同選手側に拒否されている。これには今シーズンここまでリーグ戦6試合に出場しているものの、先発出場の機会はなく、カラバオ・カップでの2試合先発出場にとどまっている状況に不満を持っていることが要因と見られている。

 今夏の移籍を拒否してチェルシーで初めてトップチームでのプレーを続けているマートセンだが、果たしてチェルシーとさらなる新契約を締結することはあるのだろうか。

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