混雑する鉄道に「予約制」実験 スイスイ観光なるか 紅葉シーズンの箱根ケーブルカー&ロープウェイ

今年は混みそうです……。

輸送力の小さな鉄道に「予約制」

 小田急箱根ホールディングスは2023年10月10日、箱根ロープウェイと箱根登山ケーブルカーで事前予約制による優先乗車改札の実証実験を行うと発表しました。紅葉の見ごろで最繁忙期にあたる11月の土曜に実施されます。

 箱根ロープウェイでは11月4日、11日、18日、25日の10時から15時までの便において、優先乗車改札を早雲山駅で実施します。予約はウェブサイト「箱根ナビ」で受け付けており、1回に最大5名まで予約できるといいます。 箱根登山ケーブルカーは11月4日、11日、18日の実施で、強羅駅発11:22・12:22・13:22の臨時早雲山行き直通列車3便を対象とし、強羅駅にて優先乗車改札を行います。こちらはウェブ予約ではなく、当日9:30から強羅駅コンコースで乗車予約券を発行します。 ケーブルカーの事前予約人数は1列車あたり100名(通常定員200名)。乗車予約券を持つ人の入場後、一般の人が構内へ入場できるようになるそうです。なお、早雲山駅発の同時刻便については対象外で、通常の臨時便として利用できるといいます。 箱根の観光は小田急線、箱根登山鉄道(電車)、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継ぐコースが定番ですが、ケーブルカーやロープウェイは輸送力が高くなく、多客期には長い乗車待ち列ができることがあります。小田急箱根ホールディングスは、「事前予約制の導入により、待ち時間を活用して周辺観光やお買い物をお楽しみいただけるほか、予定どおりの箱根旅行をお楽しみいただけます」としています。 なお、悪天候等により、交通機関に運休が発生した際などする場合は、実証実験を中止する場合があるということです。

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