
アル・アハリ所属の U-21スペイン代表MFガブリ・ベイガが、サウジアラビア行きを決めた理由はお金ではないと断言した。12日、スペインの番組『エル・ラルゲーロ』のインタビューにて、ベイガ本人が語った。
ベイガは2002年5月27日にガリシア州のオ・ポリーニョで生まれ、同州を代表する名門セルタのカンテラ育ちの21歳。2020年9月にトップチームデビューを果たし、昨シーズンにトップチームへの昇格を果たすと、公式戦40試合の出場で11得点4アシストを記録。マンチェスター・シティやパリ・サンジェルマンなど多くのビッグクラブからも注目を集める存在だった。
しかし “宝石”とも称された若き才能は、8月にアル・アハリと3年間で総額約3000万ユーロ(約47億円)の報酬の契約を結び、ヨーロッパの一部メディアからは「お金のためにサウジアラビアへ行った」と評されていた。
ベイガは、決断の理由はお金だったかとの質問に「ノー」と断言。そのうえで「誰もがそれぞれの意見を持っていることは理解している。天秤を揺らすような決定は他にもあった。けど、検討しうる選択肢の中で、現在急激に伸びているリーグでサッカー選手として成長し、成熟していくことが自分にとって最適だと思ったんだ」とサウジ行きを決めた理由を語った。
またベイガは「サウジアラビアのリーグがどれだけ成長するかなんて誰にも分からない。いつか自分の目標がヨーロッパでのタイトルを獲得や、チャンピオンズリーグでプレーすることに変わるかもしれない。それは分からない。2年前に自分がサウジアラビアにいるなんて想像もできなかったしね。けど、今は幸せだよ」と将来のヨーロッパ復帰の可能性を残しつつ、サウジアラビアで満足していると説明した。