損害相次ぐロシア黒海艦隊「頼みの綱」は航空機?“骨董品級”の機体も投入 その任務とは

「1950年代設計の飛行艇」を投入したそう。

「1950年代に設計された飛行艇」が活躍?

 イギリス国防省は2023年10月2日(月)、ウクライナ紛争の状況に関する分析を更新。ここ数週間、ウクライナ軍による攻撃で大きな被害を受けているロシア海軍の黒海艦隊について、同艦隊の作戦では海軍航空隊が重要な役割を担っているとの分析を明らかにしました。

 同国防省によると、黒海艦隊の航空隊は海上における哨戒活動を重視しており、「無人水上艦艇の早期発見」が主な任務である可能性が高いと指摘しています。  この任務で重要な役割を担っているのが、1950年代に旧ソ連が開発した水陸両用飛行艇「Be-12」で、ロシアの占領下にあるクリミアから出撃しているといいます。 また、ロシア軍のSu-24とSu-27の派生型が、黒海の北西部にあるスネーク島(ズミイヌイ島)への空爆を少なくとも1回行ったそう。スネーク島は戦争初期にロシア軍が占領しましたが、その後ウクライナ軍が奪還した島です。 イギリス国防省は、黒海艦隊の拠点となっているクリミアのセヴァストポリが脅威に晒されているため、ロシア海軍がより多くの艦隊活動をノヴォロシスクに移転する可能性が高いと推測。ロシアは海軍航空隊を活用することで黒海北西部に戦力を投射しようとしているとしています。

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