
<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇24日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>
最終日最終組でスタートし、首位との2打差を追いかけた安田祐香だったが、2バーディ・3ボギーの「73」と伸ばせず。トータル7アンダー・11位タイに沈み、悲願のツアー初優勝は持ち越しとなった。
2日目にはフェアウェイキープ率92.8%を記録したが、この日はティショットの安定感が影を潜めた。「今日は結構ラフに行ってしまって、なかなかいいところから打てなかった。やはり3打くらい違うな、と。17、18番も決められそうな距離を今日は全部外してしまった」と悔しさをにじませた。それでも「去年や一昨年の大会よりは成長していると感じたのでそこは良かった」と手応えも感じている。
4月の「フジサンケイレディス」では最終日に一時単独首位に立ったが、17番、18番で連続ボギーを叩き、1打差の2位に終わっている。重圧がかかった最終日にスコアを伸ばすことが今後の課題だ。「もっと経験を重ねたい。メンタルも体力も、もっと向上していけるようにしていきたい」と前向きに話す。
2週連続Vを果たした岩井明愛と同組で回った。「まず飛ぶのがアドバンテージだと思うんですけど、ショットもビシビシ狙っていたので、勢いもあると感じました。でも、自分も負けていない部分もあると思うので、いいところをもっと伸ばしていきたい」と自らを鼓舞した。
次戦の国内メジャー「日本女子オープン」は出場権がなく、来週は調整に充てる予定。シーズン終盤戦に向けて「好きなコースが増えてくる。(出身の)兵庫県での試合もありますし、今日のミスが出ないように調整していけたらいいなと思います」と意気込んだ。