ここまで全試合出場 泉田琴菜はリランキングの“先”を意識「ギリギリでもいいので、上位50人」

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前情報◇21日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>

今大会後に行われる『第2回リランキング』で、シード選手を除く選手たちのシーズン終盤戦の出場順位が決まる。24歳の泉田琴菜は暫定リランキング27位で今週を迎えた。いまのままの順位をキープできれば、ほとんどの試合に出られる見込みだが、来週以降の職場を確保するためには、25位前後には入っておきたい。
ルーキーシーズンの昨年はQTランキング134位から始まり、14試合に出場してメルセデス・ランキング86位。今年は「ギリギリでもいいので、上位50人のシードに入れるように」と、初シードを目標に戦ってきた。QTランキング18位で前半戦の出場権を確保すると、『第1回リランキング』を22位で突破。ここまで全28試合に出場して、メルセデス・ランキングは77位につける。「もうちょっと上位にいたかった気持ちもありますけど、後半戦も出られるという思いでこの試合に挑みたいと思っています」。目の前のリランキングよりもシード獲得への意識が強い。

それだけに残り少なくなってきた毎試合が勝負となる。「どの試合も大切にしていますけど、後半につれてどんどんどんどん残りの試合のほうを考えてしまって…。あまりそこは比べずに1試合1試合やりたいです」と話す。

初めて出た昨年大会は91位で予選落ち。「去年はウェイティングかなんかでギリギリ出られた試合。ダメだったんですけど、東北ですし、頑張りたいです(笑)」。ほど近い新潟県出身というのもあり、とにかく結果が欲しいところ。昨年大会よりもラフが深くなり、難易度は増している。「パー5もがっつくことなく、もしかしたらスプーンで刻んで刻んで」と、フェアウェイキープ最優先のマネジメントも考えている。

「来週は日本女子オープンにも出られるので、やっぱり上位、1つでも2つでもちょっとでも上にいきたい」。第2回リランキングのその先を見ながら、宮城でも上位での戦いを目指していく。(文・下村耕平)

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