新幹線の速度アップに「駅で捨てられたペットボトル」を活用 JR東日本

東北新幹線の盛岡~新青森間で活用されるそう。

JR東日本が「えきPET吸音材」を開発

 JR東日本は2023年9月19日(火)、駅で回収したペットボトルを活用した「えきPET吸音材」を開発し、東北新幹線・盛岡~新青森間の速度向上に伴う環境対策で導入すると発表しました。

 この「えきPET吸音材」では、JR東日本とJR東日本環境アクセス、ビーエステクノ、三井化学の4社が協業します。JR東日本環境アクセスはペットボトル回収と分別、ビーエステクノが吸音板の販売、三井化学が吸音材の製造を担当します。JR東日本は取り組みを総括し、吸音材を活用します。  駅で回収されたペットボトルは分別後、水洗浄やアルカリ洗浄を複数回行って飲み残しなどを除去。製品に加工され、鉄道で活用される流れになります。ペットボトルの処理工程を見直してトレーサビリティを明確化し、鉄道利用に向けたリサイクルが可能になったとしています。 「えきPET吸音材」は現行品よりも、リサイクル原料比が25%から50%に向上。製造時の二酸化炭素排出量が5%低減されるとのこと。吸音板1枚につき、ペットボトル約35本分を含有するといいます。 今回「えきPET吸音材」が導入される盛岡~新青森間は現在、最高速度が時速260Kmに制限されていますが、時速320Kmに引き上げられる予定です。

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