「今年は日本に行ってという考えもありかな」 古江彩佳は思い出の地から国内3戦へ

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 事前情報◇14日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6534ヤード・パー72>

米国ツアーのポイントランキングは8位。上位に加わって年間女王を争っているなかで、古江彩佳は日本に一時帰国することを選択した。10月から始まるアジアシリーズから主戦場に戻るが、それまでおよそ1カ月間を日本で過ごし、国内ツアー3試合に出場する。
「迷っていて、またアメリカに戻ってやるか、ということも考えた。シード権次第で決めようと」。今季はトップ10に7度入り、早々にシード権獲得の安全圏へと入った。快進撃はとまらず、未勝利ながら年間ポイントランキングは上位陣のメンバー入り。日本勢最上位をキープし続け、1位に立つことも期待されている。

その座に立つために、できるだけ米ツアーに出場したいという思いもあったが、「移動がしんどくなるというのを考えると、一旦、今年は日本に行ってという考えもありなのかなと。日本の試合も、出られるタイミングで出たいと思っていた」と、米ツアー2年目の23歳は冷静に判断。「帰りたいところではあった」と、20年にプロ初優勝を飾った今大会(当時はデサントレディース東海クラシック)、「日本女子オープン」、3勝を誇るホステス大会の「富士通レディース」の3試合に出場することを決めた。

10月に待つアジアシリーズに向けても、母国できっちりと調子を整えていきたいところ。「自分のショットはだいぶつかめてはいるので、神戸に帰って父と練習をして、自分の基礎を練習出来ればなと思います」と、コーチでもある父・ 芳浩さんとの時間も過ごしながら、秋からさらにギアを上げていくつもりだ。

久々の日本では、趣味でもリフレッシュ。香川県まで足を運び、ファンと公言する浜崎あゆみのライブに参戦した。「パワーをもらいました。幸せです」。世界をまたにかけた戦いから羽を伸ばして英気を養い、今季国内ツアー2試合目を迎える。

調子については「ぼちぼちです」と話し、古江らしい自然体は、場所は違えど変わらない。「1年のなかで“優勝”っていう二文字ができることは本当にうれしい。まずはそこを目指して頑張りたいと思います」。日本での大事な3試合、そしてアジアシリーズ、米ツアー最終戦に向けてー。一気に弾みがつくような成績を、まずは愛知で残したい。(文・笠井あかり)

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