
スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、キプロス戦の大勝を振り返った。12日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
EURO2024予選・第6節が現地時間12日に行われ、スペイン代表はホームでキプロス代表と対戦。序盤から攻勢を強めたホームチームは18分にガビのゴールで先制すると、その後は怒涛のゴールラッシュを演じる。ミケル・メリーノとアレックス・バエナが記念すべき代表初ゴールをマークすれば、途中出場のフェラン・トーレスとホセルもネットを揺らし6-0で快勝。1試合消化の多い首位スコットランド代表との勝ち点差を「6」に縮めた。
82%ものボール保持率を誇り、合計28本ものシュートを放つなど自慢の攻撃力で相手を圧倒したスペイン代表。デ・ラ・フエンテ監督は「最も注目を集めるのはゴールだ。選手たちの姿勢にはとても満足している。彼らは休むことなく動き続けていた。簡単な試合のように見えたかもしれないが、選手たちがこれほどの強度を発揮しなければ、試合は違ったものになっていた。最後までハングリーであり続け、チームの野心を示していた」と、前節ジョージア戦の7-1に続き大量得点を奪ったチームを称賛した。
来月のインターナショナルウィークでは、未だ無敗をキープしている首位スコットランド代表、そして3位のノルウェー代表との直接対決が控えている。デ・ラ・フエンテ監督も「我々は良いグループを作り、目標を十分に達成することができた。そのことに満足しているよ。しかし、来月はノルウェーとスコットランドと対戦するので、ここで終わりではないし、我々にとっては重要な月だ。残りの試合はすべて勝ちたいと思っている」と意欲を示している。
また、同監督はこの試合でスペイン代表史上最年少での先発出場を飾ったFWラミネ・ヤマルについても言及。「彼のパフォーマンスは素晴らしい。彼にはごく少数の選手しか持ち得ない閃きと才能がある。これからも慎重に見守っていきたい。謙虚である限り、彼は重要なことを成し遂げられるだろう」と16歳の“神童”を絶賛した。