
<クローガー・クイーンシティ選手権 事前情報◇5日◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515ヤード・パー72>
カナダ、オレゴン州ポートランドの北米西海岸2連戦を終えて、気温35度に迫る暑さのオハイオ州の戦いに臨む勝みなみ。月曜日にインコース、火曜日にアウトコースを回り、元気に調整を行っている。
西海岸戦はともに予選落ちに終わったが、「ショットはぜんぜん悪くなくて、パター次第という感じ」とパッティング以外では手応え十分。あとはなんとかグリーン上の調子を上げることに主眼をおいて、本戦までに仕上げていく。
「読み切って入ってくれれば予選も通ると思いますし、上位にもいけると思う」と、今週は自分に期待を持って挑む。ひとまず「熱中症とかに気をつけて」と、熱波対策もしながら、プレーでは持ち前の“熱い”バーディラッシュを取り戻す構え。「先週は雨の影響で軟らかかったけど、今週はだんだん硬くなっていくんじゃないかと思います」と警戒ポイントを見極めてスコアメイクを心がける。
今週のコースはフェアウェイでも下り、上りと傾斜があり、ティショットの置き場所が重要になってくる。「ピンの位置によって変えようと(キャディと)話していました。奥のピンだったら狙っていけるし、手前のピンだったら硬くて止まらないので」と、特にマネジメントを大事にスコアを伸ばしてく作戦だ。
この日回ったアウトの2番パー5ではフォローの風もあって537ヤードをドライバー、4番ユーティリティで楽々2オン。「パー5は狙っていけるところもありそうなので、ガンガン狙っていきたいと思います」と攻めの要素も加えながら、初日から飛び出したいところ。今週が終われば米ツアーは2週間のお休みのため一度帰国。秋の陣に向けて、ここできっかけをつかみにかかる。(文・高桑均)