運転免許証のICチップ何のため? 暗証番号おぼえてないとマズイ!? カード情報が求められるケースとは

運転免許証は2007年からICチップ入りのカードが使われています。あのICチップの情報は一体どういった場面で使うのでしょうか。

実は使う機会が稀にある!

 2007年から順次入れ替えとなった、ICカード運転免許証。もはや免許証を取得したときからこのタイプという方も少ないかもしれませんが、あのICカードの情報はどのような場合に役にたつのでしょうか。

 免許証のICチップには、交付窓口で考えたふたつの暗証番号を登録しますが、ひとつ目の暗証番号で「氏名」「生年月日」「免許証交付年月日」「有効期間」「免許の種類」「免許証番号」を、ふたつめで「本籍」「顔写真」を読み取ることができます。 このような免許証に変更された理由は、免許証の捏造防止にあります。ICチップが必要な免許証は、技術的にもコスト的にも捏造を難しくしました。 また、ICチップの情報に関しては、銀行や携帯電話ショップで個人情報の確認が必要な場合、警察から提供された読み取り機で暗唱番号を確認することもあります。 一部の銀行では、非対面で本人確認をおこなう際に、運転免許証のICチップを読み取ることで、本人確認書類の撮影や個人情報の入力の一部を省略するようです。実際にSNSでは、暗証番号を聞かれ、覚えていなかったので別の方法で手続きをした話も確認できます。 またQRコード決済サービスの本人確認でも活用されているようで、「免許証の暗証番号さえ覚えていれば便利」という話もあります。 なお、暗証番号は3回間違えると情報にロックがかかってしまい、ICチップの読み取りができなくなります。その場合、各試験場や各免許センター、各警察署に免許証を持参して復旧してもらわなければなりません。 読み取りができなくなり、警察に再度暗証番号を設定してもらったという人は少なからずいることがSNSなどからもうかがえます。いざというときのため、免許証更新時の暗証番号は覚えておいた方がいいかもしれません。 ちなみに、運転免許証のICチップ情報を確認できるスマートフォンアプリも公開されています。

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