
<CPKC女子オープン 事前情報◇22日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>
序盤の出遅れから中盤持ち直し、終盤にいい形で入った勝みなみだったが、思わぬ大飛球でスコアを落としてしまった。イーブンパーで迎えた後半の7番パー5。2オンを狙った2打目は「あそこのバンカーはまだ大丈夫」と手前のバンカーに入れたのは想定内だったが、そこからが想定外だった。
ピンは奥で下り傾斜。「下っていたので、なるべくスピンをかけていこうと思ってちょっと薄く(砂を)取ろうとしたら、もう、本当にうまく打っちゃって」と、完ぺきなクリーンヒットでいわゆる“ホームラン”。この3打目がピンを大きく超えてしまい痛恨ボギー。バーディが目の前にある状況から、気持ち的には2打損した気分だ。
「あと3、4ヤードくらい手前だったらピン横についてたんじゃないかとというくらい本当に言いショットだった。でも結果的にボギーになってしまって残念でした」。続く8番でもボギーと2オーバー・50位タイまで落としてしまったが、表情はそこまで暗くない。
この日はショット時のスタンスを狭くするという試みでプレー。ショットに少しの改善を求めた結果の試しで、「イヤなミスは8番くらい」と許容範囲。「パッティングは悪くないので」と言うなかで、少しのかみ合わせでスコア改善も見えている。
「本当にちょっとしたこと」と、バンカーからの紙一重も含め、好転する気配は感じている。「あしたになったらよくなるかなと思って頑張りたい」。2オーバーは予選通過だが、余裕を持って通過、そして上位進出だってまだまだ諦める差ではない。(文・高桑均)