トラックの皆さんフェリーにしませんか!? 国が各航路の“積載率”発表「まだ余裕のある航路もございます」

中・長距離フェリーのデータです。

走っちゃった方が早い? そうも言ってられない「2024年問題」

 国土交通省海事局は2023年8月21日、中・長距離フェリーのトラック輸送に係る積載率動向の調査結果を発表しました。  労働基準の厳格化でトラックドライバーの走行時間が減り、物流への影響が懸念される「2024年問題」が取りざたされるなか、休憩が可能なフェリーへのシフトが進むといわれていましたが、結果的には、同局が「積載率にまだ余裕のある航路もございます」とうたうほどのようです。

 対象は「片道100km以上~300km未満」の中距離フェリー航路と、「片道300km以上」の長距離フェリー航路で、全国11航路について調査されています。 直近の2023年4~6月だと、北関東~北海道航路で75~85%(上下線で異なる。以下同)、東東北~北海道航路/中京~東東北航路で80~95%、阪神~北九州航路で75~80%と高い積載率を示しています。 一方で、阪神~北海道航路、阪神~北四国航路、阪神~中九州航路などは55~60%、北四国~北九州航路に至っては30~45%にとどまっています。ほかにも積載率70%未満だった航路が特記されています。 国土交通省海事局は、「利用可能な輸送力について周知することにより、鉄道や船舶の利用促進及び積載率の向上を図る」と説明し、今後も随時調査を行うとしています。このデータを「荷主・物流事業者におかれては、今後のモーダルシフト推進に向けた検討にご活用ください」ということです。

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