7月以降に失速のJ3鹿児島、大嶽直人監督の退任を発表…後任は大島康明ヘッドコーチに決定

 鹿児島ユナイテッドFCは22日、大嶽直人監督の退任を発表した。なお後任には、大島康明ヘッドコーチが就任することも併せて伝えている。

 1968年10月18日生まれの大嶽氏は現在54歳。京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)で指導者キャリアをスタートさせた同氏は、横浜F・マリノスやギラヴァンツ北九州などのコーチを歴任した。2022年に鹿児島ユナイテッドFCの監督に就任すると、今シーズンは好スタートを切って第8節から第11節にかけては4連勝を達成し、明治安田生命J3リーグにおける5月度の『月間優秀監督賞』を受賞。しかし7月以降は黒星を重ね、第23節松本山雅FC戦に敗れてリーグ戦3連敗を喫していた。

 第23節終了時点でJ2昇格圏内とは勝ち点差『6』の5位につける鹿児島ユナイテッドFCだが、22日に退任が発表された大嶽直人監督はクラブ公式サイトで胸中を明かしている。

「ファン・サポーター、スポンサーの皆様、いつも熱い声援をありがとうございます。今季思うような結果を残せず責任を感じています。良い時も苦しい時も変わらず熱い声援をありがとうございました。約1年半、共に戦ってくれた選手、スタッフ、ファン・サポーター、スポンサーの皆さまには本当に感謝しています。シーズン途中で鹿児島ユナイテッドFCを離れることになり心苦しいですがJ2昇格、またクラブの更なる発展を心より願っています。本当にありがとうございました」

 後任として就任するのは大島康明ヘッドコーチ。徳島ヴォルティスとカターレ富山では育成年代のコーチを務め、2017年に鹿児島ユナイテッドFCのトップチームコーチに着任した同氏は、クラブ公式サイトで意気込みを示している。

「この度、監督に就任することになりました大島康明です。監督就任は簡単な判断ではありませんでしたが、鹿児島に来て7年目になり、この街、クラブ、サポーターたちへの想いは言い表せないくらい深く、お受けすることを決断しました。クラブが掲げる目標達成のために覚悟と責任をもってまいります。共に戦って下さい。宜しくお願いします」

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