
FC東京に所属するFW野澤零温が、松本山雅FCへ育成型期限付き移籍することが決定した。14日、両クラブが公式サイト上で発表した。
育成型期限付き移籍の期間は2023年8月15日から2024年1月31日まで。野澤は契約により、同期間中にFC東京と対戦する全ての公式戦に出場することができない。なお、松本での背番号は「18」に決定した。
2003年7月21日生まれで現在20歳の野澤は、U-15年代からFC東京の下部組織に在籍。昨年2月にトップチーム昇格を果たすと、同シーズンはSC相模原へ育成型期限付き移籍。明治安田生命J3リーグ7試合の出場で1ゴールを挙げ、今年1月末の期限付き移籍期間満了に伴いFC東京に復帰した。今シーズンはここまで明治安田生命J1リーグで3試合、YBCルヴァンカップで4試合、天皇杯で1試合に出場している。
シーズン途中での移籍に際し、野澤はFC東京のクラブ公式サイトで次のようなコメントを発表している。
「まず、毎試合変わらず熱い声援で僕たちの背中を押し続けてくださりありがとうございます。このたび、松本山雅FCに育成型期限付き移籍することになりました。この半年間、色々な経験をさせていただき、何度もチャンスをもらいましたが、結果を残してファン・サポーターのみなさんの期待に応えることができず、自分自身の力不足を感じました。クラブを背負って戦う者として、一人の青赤戦士として、このままではチームの勝利と東京の未来に貢献できないと思いこの決断に至りました」
「味の素スタジアムでエンブレムを背負ってプレーした時の声援は今でも熱く胸に残っています。それをもっともっと大きなものにして結果で応えられるように、また一から積み重ねていきたいと思っています。笑顔のストライカーとして、一回りも二回りも成長して帰ってきます。短い間でしたがおかえりと温かく迎え入れていただいたことに本当に感謝しています。ただいまと胸を張って帰ってこられるように頑張っていきますのでこれからも応援よろしくお願いします!ありがとうございます。そして行ってきます!」
また、新天地の松本のクラブ公式サイト上では次のように意気込みを示している。
「松本山雅FCに関わる全てのみなさん、はじめまして。このたび、FC東京から育成型期限付き移籍で加入することとなりました野澤零温です。昨シーズン対戦させていただいて圧倒された、この伝統あるクラブの一員として戦えることに、とても喜びを感じると同時にワクワクしています!謙虚にひたむきにプレーし、選手として一日でも早く認めてもらえるように、またチームの力になれるように結果や姿勢で示していきます」
「松本山雅FCのいるべき場所に共に帰り、さらに高い景色を見にいきましょう。そのために、全力でプレーし、ファン・サポーターのみなさんの声援と期待に応えますので、どんな時も背中を押し続けていただけたら嬉しいです!まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします!」