
今夏の移籍市場でベティスに加入した元スペイン代表MFイスコが、13日に行われたラ・リーガ開幕節ビジャレアル戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。
昨年12月にセビージャを退団して以降は無所属が続いたものの、今夏の移籍市場でベティスに加入したイスコ。13日に行われたラ・リーガ開幕節ビジャレアル戦のスタメンに名を連ね、おおよそ9カ月ぶりとなる公式戦に臨んだ。すると、先制点に繋がるスルーパスを供給するなど存在感を発揮。ベティスの2-1の勝利に大きく貢献している。
約9カ月ぶりの実戦で、71分にピッチを退くまでかつての“マヒア(魔法)”の片鱗を随所に見せたイスコ。同試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出されるなど、この上ない形で再スタートを切った同選手は「プレーできたこと、そして勝利にとても満足している。これ以上のスタートはない」と告白。続けて「たくさんの準備をしてきた。途中で嫌なこともあったけど、乗り越えてきた。この数カ月間、子どもたちや妻は支えてくれた…。常々実感したよ、僕はプレーすることが大好きなんだって。自信に満ちているし、とてもいいシーズンにしたいね」と万感の思いを明かした。
また、イスコは「フィジカル的にはとてもいい準備ができていた。シーズンはとても長いから、リズムに乗り続けなければならない」としつつ、「アウェイの難しい雰囲気、直接(上位を争う)のライバルが相手、そんなかで良いスタートを切ることが大切だった。MOM? それは最も重要なことではない。本当に大事なのはチームの勝利に貢献することだ」と強調している。
開幕白星スタートとなったベティスの次戦は20日、第2節で『ベニート・ビジャマリン』にアトレティコ・マドリードを迎える。