東海道新幹線の座席「海側」VS「山側」どっちがいい? 「最も不人気席」にもメリットはある!

東海道新幹線の窓側席はA席(海側)とE席(山側)があり、それぞれ特徴があります。車窓の風景も大きく異なるだけでなく、座席にも違いが。どう選ぶとよいのでしょうか。

東海道新幹線「海側窓側席」のメリットは?

 東海道新幹線の窓側席はA席(海側)とE席(山側)があり、車窓も大きく異なります。どちらを選んだ方がいいのでしょうか。

 東海道新幹線では、3人掛け席の窓側がA席、2人掛け席の窓側がE席となります。新大阪方面行きの場合、進行方向左側がA席、右側がE席です。  E席は窓側席でありながら通路に比較的出やすいうえ、おおむね北向きのため、晴れた日はA席より日差しが入りにくいことが特徴です。また、富士山、浜名湖、伊吹山といった東海道新幹線を代表する車窓もE席側です。このため、基本的には山側窓際(E席)→海側窓側(A席)→通路側(C・D席)→3人掛け中央席(B席)の順で埋まっていきます。  他方、A席側にも魅力はあります。あまり混雑していない列車の場合、A席に隣接するB席(3人掛け中央席)は最も人気がないため、A席は隣に誰も来ない可能性が高まります。車窓でも小田原城や熱海付近の海、京都駅の東寺などの見どころがあります。  ちなみに「最も不人気」なB席は、他の座席の幅が44cmなのに対し、46cmと少し広くなっています。  乗りものニュースでは過去、東海道新幹線の車窓と座席に関するアンケートを実施し、630人から回答を得ています。「東海道新幹線の座席、車窓で選ぶなら海側(A席)と山側(D・E席)のどちらですか」と質問したところ、回答は「海側(A席)」の33.2%(209人)に対し、「山側(D・E席)」は66.8%(421人)でした。 「海側(A席)」を選ぶ理由は「海が見えるから」が70.3%、「山側(D・E席)」を選ぶ理由は「富士山がよく見えるから」が72.9%と、車窓風景でどちらを選ぶかという観点では、それほど大きな差はないと思われます。  ヘビーユーザーが多い東海道新幹線では、「いつも山側の窓際」など、毎回同じ座席に座る人も少なくないようですが、普段と違う席に座ると、日常的に利用している路線でも新たな発見があるかもしれません。

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