チェルシー、GKサンチェス獲得に大きく前進…移籍金約45億円でブライトンと合意か

 チェルシーが、ブライトン所属のスペイン代表GKロベルト・サンチェスの獲得に近づいているようだ。3日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 昨シーズンのプレミアリーグで12位という不本意な結果に終わったチェルシーは、昨今の移籍市場で戦力の刷新を進行中。マウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎えた今夏は、昨シーズンまでの戦力を大量に放出し、若手選手を中心とした補強を敢行している。

 そんなチェルシーが獲得を目指しているのがGK。今夏の移籍市場で、セネガル代表GKエドゥアール・メンディ(現:アル・アハリ)が退団した同クラブは、スペイン代表GKケパ・アリサバラガの競争相手となり得る選手の獲得を望んでいる模様。かねてから動向を注視していた元カメルーン代表GKアンドレ・オナナがマンチェスター・Uに加入したことを受け、プレミアリーグでの経験豊富なサンチェスに関心を寄せていることが報じられている。

 報道によると、チェルシーとブライトンとの交渉は既に合意に達しており、近日中の移籍成立の可能性が高まっているという。移籍金は2500万ポンド(約45億円)程度になる見込みで、メディカルチェックも間も無く行われる予定と報じられている。また、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーはサンチェス本人とも長期契約の締結で個人合意に達しているとのこと。現在はクラブ間で契約の詳細部分の修正作業が行われているようだ。

 現在25歳のサンチェスは母国のレバンテの下部組織を経て、2017年夏にブライトンのユースに加入。下部リーグへの複数回のレンタル移籍を経験した後、2020-21シーズンにトップチームデビューを果たした。程なくして正GKに定着すると、2021年9月にはスペイン代表にもデビュー。しかし、昨シーズンは終盤に32歳のイングランド人GKジェイソン・スティールに定位置を奪われ、控えに降格。アメリカ開催のプレシーズンツアーのメンバーにも招集されず、今夏の退団が噂されていた。

 なお、ロマーノ氏によると、チェルシーはサンチェスの獲得に伴い、19歳のアメリカ代表GKガブリエル・スロニナをレンタルで放出する可能性があるという。

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