
浦和レッズは3日、サポーターによる違反行為とそれに対する処分内容について発表した。
発表によると、8月2日(水)に『CSアセット港サッカー場』にて開催された天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会・ラウンド16(4回戦)の名古屋グランパス戦において、浦和サポーターによる違反行為が発生したという。
クラブは事案発生直後より、大会主催者である日本サッカー協会(JFA)など関係各所と共に事実確認及び認識確認を実施。その上で「如何なる背景があろうとも違反行為が肯定される理由はなく、クラブ理念内に『安全・快適で熱気ある満員のスタジアム』を目指すことを謳っている私どもの価値観とは相容れない事象である」とし、合計77名の行為者に対して処分を課すことを発表した。なお、違反行為とそれに対する処分の内容は以下の通り。
①立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーター(31名)
処分内容:8月3日(木)以降に開催される浦和レッズの出場試合9試合への入場禁止
※本期間中に行われるアウェイゲームも対象に含む
②立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーターを統括するリーダー(1名)
処分内容:8月3日(木)以降に開催される浦和レッズの出場試合16試合への入場禁止
※本期間中に行われるアウェイゲーム、およびACL2023-24グループステージ進出時の出場試合も対象に含む
③立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーター(45名)
処分内容:厳重注意
【補足】
・上記処分対象者数は、行為者からの申し出、関係者による事実確認、およびクラブの調査によって把握できた現時点での人数となりますため、今後の行為者からの申し出、クラブによる調査の進捗に応じて増える可能性もございます。
・上記処分対象者3には、制止するために立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーターも含みます。制止をするためとはいえ、違反行為に及んだ事実を重く受け止め本処分といたしました。
クラブは今回の事態を受け、次のような声明を発表している。
「大会出場クラブとして、自クラブのファン・サポーターに対し秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う立場でありながら、この様な事態を招くこととなり誠に申し訳ございません。関係される全てのみなさまに、心よりお詫び申し上げます」
「浦和レッズといたしましては、違反行為への適時適切且つ毅然とした対応、そして観戦ルールの周知および遵守徹底により一層努めてまいります。」