
アストン・ヴィラが、レヴァークーゼンに所属するフランス代表FWムサ・ディアビ獲得に迫っているようだ。20日、ドイツメディア『スカイスポーツ』やイギリス紙『デイリーメール』などが伝えている。
2022-23シーズンは序盤こそ下位に低迷したものの、途中就任したウナイ・エメリ監督のもとで巻き返しに成功したアストン・ヴィラ。最終的にはプレミアリーグを勝ち点「61」の7位で終え、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)出場権を手にした。
欧州大会の出場権を獲得したことで今夏の移籍市場では戦力拡充に向けた動きを見せている同クラブは、すでにベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスやスペイン代表MFパウ・トーレスを獲得している。
そんななか、前線の補強も検討していたアストン・ヴィラはかねてよりディアビに関心を示していたものの、何度か提示していたオファーはレヴァークーゼンに拒否されていた。また、サウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)のアル・ナスルも同選手に興味を寄せていたこともあり、動向には注目が集まっていた。
すでにアル・ナスルが5000万ユーロ(約78億円)相当のオファーを提示していることが明らかになっていたなか、アストン・ヴィラは提示額を引き上げ、アル・ナスルと同額となる5000万ユーロに追加オプションが付随したオファーを提示したという。ディアビ自身が、当初からプレミアリーグでのプレーを希望していたこともあり、レヴァークーゼンはアストン・ヴィラからのオファーを受け入れた模様で、移籍は決定的になっているようだ。
なお、アストン・ヴィラでは2021年夏にノリッジからアルゼンチン代表MFエミリアーノ・ブエンディアを4000万ポンド(約72億円)で獲得したのがクラブ史上最高額となっていたことから、ディアビはこの記録を更新して加入することになりそうだ。