マルセイユ加入が噂されているチェルシーに所属するFWピエール・エメリク・オーバメヤンが、メディカルチェックを通過したようだ。21日付で、フランス紙『レキップ』が報じている。
昨シーズン終了後に、リーグ・アンで3位フィニッシュを成し遂げたイゴール・トゥドール前監督が退任したマルセイユ。新監督には『4－4－2』のスペシャリストことマルセリーノ・ガルシア・トラル氏を招聘すると、補強第1号としてバレンシア時代に師弟関係を築いたMFジョフレイ・コンドグビアを獲得した。さらに、アトレティコ・マドリードからDFレナン・ロディを迎え入れ、着々とスカッド強化を図っている。
そして今夏3人目の新戦力は、FWピエール・エメリク・オーバメヤンとなりそうだ。かつてはブンデスリーガとプレミアリーグで得点王に輝いたものの、昨夏に加入したチェルシーではクラブ事情にも振り回され、公式戦3得点と鳴りを潜めたオーバメヤン。この移籍市場で関心を示してくれたマルセイユへの移籍を実現させるために、チェルシーとの契約を解除し、大幅な減俸を受け入れた上で合意に至ったことが伝えられていた。
そのなかで20日、オーバメヤンはマルセイユがトレーニングキャンプを行うミュンスター（ドイツ）に到着したとのこと。『レキップ』によると、チームメイトと合流し、翌日に実施されたメディカルチェックにも通過したという。クラブと3年契約を締結するまでには、まだいくつかの手続きが残っているが、もうまもなく公式から発表される見込みだ。
ラ・リーガで実績を残し、国外初挑戦となるマルセリーノ監督の下に、頼もしいストライカーが加わることになる。
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