
バイエルンのウリ・ヘーネス名誉会長が、トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインについて語った。15日、ドイツメディア『キッカー』が伝えている。
現在29歳のケインは複数回のレンタル移籍を経て、2013年夏からトッテナムのトップチームに定着し、ここまで公式戦通算435試合の出場でクラブ歴代最多の280ゴールを記録。2022-23シーズンもプレミアリーグでは得点ランキング2位となる30ゴールを記録した。しかし、現行契約が2024年6月30日までとなっていることから、今夏の移籍の可能性も浮上している。
そんなケインに関してはかねてからバイエルンが獲得交渉に臨んでおり、これまでに2度のオファーを提示したとされている。また、選手本人もキャリア初となる主要タイトル獲得を夢見ており、バイエルンへの移籍に前向きな姿勢であることが伝えられていた。
そんななか、バイエルンのヘーネス名誉会長が同メディアの取材に対応し、ケイン獲得の噂について尋ねられると、「これまでのところ、彼はすべての話し合いの中で自分の決断がここにあることを明確にしている。もしそのままであれば、私たちは彼を獲得するだろう。そうなればトッテナムも諦めなければならない。彼は今、ヨーロッパのトップクラブへ加入するチャンスがある。私たち全員が好んでいるのは、彼や彼のアドバイザー、父親や兄がこれまで常に約束を守ってきたことだ」とコメント。ケイン獲得に自信を見せた。
果たして、バイエルンはケインを新戦力としてチームに加えることとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。