中盤補強を狙うユーヴェ、バルサのケシエに関心か…買取OP付きレンタルを画策?

 バルセロナ所属のコートジボワール代表MFフランク・ケシエに対し、ユヴェントスが関心を寄せているようだ。15日、イタリアメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 現在26歳のケシエは昨年夏、11年ぶりのスクデットを置き土産にミランを退団し、バルセロナへの完全移籍を決断した。加入初年度は公式戦通算43試合の出場で3ゴール3アシストをマークし、スーペルコパ・デ・エスパーニャ優勝や4シーズンぶりのラ・リーガ制覇に貢献。しかし、タレント豊富なバルセロナの中盤で定位置を掴むまでには至らず、先発出場は16試合にとどまった。

 2023-24シーズンの開幕を前に、スペインの地でのさらなる活躍を期すケシエだが、バルセロナは今夏にマンチェスター・Cからドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンをフリートランスファーで獲得。さらにジローナ所属のスペイン人MFオリオール・ロメウの獲得に迫っているとの報道もあり、新シーズンは中盤のさらなる競争激化が予想されている。こうしたこともあり、ケシエには1月の冬の移籍市場に続いて、今夏の退団の可能性が浮上。すでにサウジアラビアのアル・アハリからの関心が明らかになっている。

 そうしたなか、ユヴェントスも今夏の移籍市場でのケシエ獲得を本格的に検討しているという。報道によると、ユヴェントスはスイス代表MFデニス・ザカリアやブラジル代表MFアルトゥール、アメリカ代表MFウェストン・マッケニーらを売却したうえで、中盤の新戦力としてケシエをスカッドに加えたいと考えているとのこと。獲得の可能性を模索するべく、ここ数日間に渡ってバルセロナと連絡を取り合っているようだ。なお、ユヴェントス側は買い取りオプション付きレンタルでの獲得を希望しており、バルセロナ側もその提案についての検討を重ねているという。

 なお、現地時点でケシエは去就に関する決断を下しておらず、アメリカでのプレシーズンツアーにも参加予定だという。セリエA復帰の可能性が浮上するなか、果たしてケシエはどのような決断を下すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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