
エヴァートンが、アストン・ヴィラを退団した元イングランド代表MFアシュリー・ヤングの獲得を狙っているようだ。9日、イギリスメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。
現在38歳のA・ヤングは、ワトフォードの下部組織出身でアストン・ヴィラを経て、2011年夏にマンチェスター・Uに移籍。8年半でプレミアリーグ、FAカップ、リーグカップ、ヨーロッパリーグの優勝を経験した。2020年1月にはインテルに移籍し、2020-21シーズンは11年ぶりのセリエA制覇に貢献した。
2021年7月にフリーで古巣アストン・ヴィラに10年ぶりに復帰を果たすと、2022-23シーズンは公式戦32試合に出場するなど、主力として活躍。しかし、契約満了に伴い、今夏退団し、現在はフリーとなっている。
そんなA・ヤングにエヴァートンを率いるショーン・ダイチ監督が強い関心を示している模様で、報道によると、エヴァートンはすでに同選手に向けてオファーも提示しているという。それでも、A・ヤングには他に複数のプレミアリーグのクラブや海外のクラブからも関心が寄せられており、複数の選択肢を検討していることが伝えられている。
なお、2022-23シーズンは17位で終え、ギリギリでプレミアリーグ残留を果たしたエヴァートンだが、財政問題を抱えていることからレンタル移籍やフリー移籍での選手獲得を主に行う必要が求められているという。このような状況からフリーであるA・ヤングの獲得を熱望しているようだが、果たして交渉は成立するのだろうか。