
クリスタル・パレスは3日、ロイ・ホジソン監督が継続して2023-24シーズンも指揮を執ることを発表した。
現在75歳のホジソン氏は、現役時代にクリスタル・パレスの下部組織からトップチームに昇格。イングランドを中心にプレーしていた。現役引退後は指導者に転身し、インテル、フルアム、リヴァプールなど国内外で監督を歴任。2012年5月から2016年6月まではイングランド代表を率いており、FIFAワールドカップブラジル2014やEURO2012と2016を戦った。2017-18シーズンから2020-21シーズンまではクリスタル・パレスを指揮。2021-22シーズン限りでワトフォードの指揮官を退任した際、監督業からの引退を宣言していた。
だが、2022-23シーズンに選手としても監督としても古巣であるクリスタル・パレスが残留争いに巻き込まれていたことを受け、2023年3月の時点で監督業に復帰。初陣となったプレミアリーグ第29節レスター戦を2-1で制すと、最終的には指揮した10試合で5勝3分2敗という成績を残し、クラブを11位フィニッシュへ導いていた。
当初、ホジソン監督とクリスタル・パレスの契約は2022-23シーズン限りとなっていた。しかし、シーズン終盤戦での安定した成績が評価され、1年間の契約延長が決定。今回の契約を受けて、ホジソン監督はクリスタル・パレスの公式HPを通してコメントを発表している。
「クリスタル・パレスで再び指揮と執ることを大変嬉しく、誇りに思っている。同時に、私を信頼し続けてくれた会長とスポーツディレクターに感謝したい。ここにあるのは素晴らしいチームだ。若さとポテンシャルがうまく融合されており、プレミアリーグだけでなく国際レベルでの経験も豊富な選手たちが揃っているのだからね」
「私は会長とじっくり話をした。その上で、選手たちの才能を最大限に引き出すためには野心的でなければならないということで意見が一致した。このような素晴らしい選手と、毎週毎週チームを支えてくれる最高のサポーターの存在があれば、トップハーフ(10位以内)フィニッシュも十分に達成可能な目標だと思っている」
【動画】ホジソン監督率いるパレスのまとめ