
マンチェスター・Uは6月30日、オーストリア代表MFマルセル・サビツァー、オランダ代表FWヴァウト・ヴェグホルストの退団を発表した。
サビツァーとヴェグホルストはともに、今冬レンタル移籍でマンチェスター・Uに加入。しかし、買い取られることはなく、期限付き移籍期間の終了に伴い、サビツァーはバイエルン、ヴェグホルストはバーンリーに復帰することが決まった。
現在29歳のサビツァーは、ラピード・ウィーンやライプツィヒなどを経て、2021年夏にバイエルンへ完全移籍。同クラブではレギュラー定着に至らず、今年2月にマンチェスター・Uへと半年間のレンタル移籍で加入した。マンチェスター・Uでは公式戦18試合の出場で3ゴールを挙げたものの、シーズン終盤戦はヒザの負傷により欠場していた。
一方、現在30歳のヴェグホルストは、AZやヴォルフスブルクなどで活躍し、2022年1月にバーンリーへ完全移籍。しかし、同クラブを降格の危機から救うことはできず、2022年夏にベシクタシュへ期限付き移籍した。今年1月にベシクタシュとのレンタル契約を打ち切ってマンチェスター・Uに加入。公式戦31試合に出場して献身性のあるプレーを披露したものの、ストライカーとして求められていた得点数は「2」にとどまった。
なお、マンチェスター・Uはレンタル中の選手や6月30日付で契約が満了する他の選手たちの去就についても説明。イングランド代表GKディーン・ヘンダーソンやコートジボワール代表DFエリック・バイリー(マルセイユにレンタル)、ブラジル代表DFアレックス・テレス(セビージャにレンタル)らは一旦クラブに復帰する見込みだという。一方、6月30日で契約が切れるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアとの契約延長交渉は「継続中」だと伝えている。