米PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーとPIFの契約書が上院へ提出! その内容は?

7月11日の米上院議会の小委員会が行うとしている聴聞会を前に、米PGAツアーが3者で交わした「契約書」が同議会へと提出された。
米PGAツアーのジェイ・モナハン会長、DPワールド(欧州)ツアーのキース・ペリー会長、そしてPIF(パブリック・インベストメント・ファウンド)のヤシル・アルルマヤン会長らの署名が入っている5ページの文書は、「各団体はグローバルなゴルフのためにパートナーを組み、ゴルフの発展と促進に務める」で始まり、ESPNなどの米メディアが入手し公開した。

6月6日に電撃的に発表されたが、契約はその1週間前の5月30日に締結。利潤を得るための会社、「NewCo」を設立し、モナハン氏がCEO、アルルマヤン氏が会長となると定められた。

この契約書にはグレッグ・ノーマン(オーストラリア)がCEOを務め、PIFが財政を支える「LIVゴルフ」について、今後どのようなリーグとなるか、存続するかも含めて特定されていない。しかし、「NewCo」が「LIVゴルフ」の運営に乗り出すとし、チームゴルフの利点などを今後のゴルフ界に生かして行くとしている。

また「LIVゴルフ」をプレーしたことでPGAツアーから出場停止処分となった選手については、ツアーに戻ることを希望した場合、2023年シーズン終了後に誠実、また公平に各ツアーの規律に合わせて決定する」とされた。PGAツアーは、この新しい契約がPGAツアーのオペレーションに影響しないとしている。

米ワシントンD.C.の上院議会の小委員会が行う聴聞会には、PGAツアーのモナハン会長、PIFのアルルマヤン会長に加えLIVゴルフのノーマンに召喚状が送付されている。(武川玲子=米国在住)

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