
ユヴェントスは27日、フランス代表MFアドリアン・ラビオとの契約延長を発表した。
新契約の期間は2024年6月30日までの1年間。また、27日のイタリアメディア『スカイスポーツ』によると、年俸額はこれまでと同様の700万ユーロ(約11億円)となるようだ。
現在28歳のラビオは母国の名門パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、2012年夏にトップチーム昇格を果たした。途中トゥールーズへのレンタル移籍を経験しながらも、同クラブで公式戦通算227試合に出場し27ゴール14アシストをマーク。中盤の主力選手として合計20個ものタイトル獲得に貢献した。
2018-19シーズン限りでPSGとの契約が満了を迎えると、2019年夏にユヴェントスにフリートランスファーで加入した。すぐさま主力に定着すると、加入初年度の2019-20シーズンはセリエA制覇、翌2020-21シーズンはコッパ・イタリア及びスーペルコッパ・イタリアーナ優勝に貢献。迎えた2022-23シーズンは公式戦48試合に出場し、キャリアハイとなる11ゴール6アシストをマークした。なお、ユヴェントスでの通算成績は、公式戦177試合出場17ゴール12アシストとなっている。
当初は現行契約が今年の6月末で満了を迎えることとなっていたラビオ。マンチェスター・U移籍の可能性が浮上するなど、去就には大きな注目が集まっていたが、新シーズンもビアンコネーロ(イタリア語で白と黒)のユニフォームを着てプレーすることとなった。残留が決定したラビオは、クラブの公式Twitter(@juventusfc)にて公開された動画の中で次のようにコメントしている。
「来シーズンも僕がユヴェントスの選手であるということを、みんなに伝えられて嬉しいし誇りに思う。この決断は僕の心が下したもので、このクラブのカラーとユニフォームに愛着を感じている。ユヴェントスは僕にとって我が家だ。僕はここに来てピッチ上だけでなく、1人の男としても成長した。新しいシーズンが始まるのが待ちきれない。僕の目標はクラブとファンのために全力を尽くすことだ。たくさんの成功と幸せな瞬間をみんなと共有したいと思っている。この素晴らしい冒険を続けるための準備は整っているよ」
【動画】ラビオがユヴェントスと契約延長!