勝みなみでも苦戦の“速硬”グリーン 「エッジから3yに落ちて20y転がる」 そんなときの対策は…

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前情報◇21日◇バルタスロールGC ローワーC(米ニュージャージー州)◇6621ヤード・パー71>

ルーキーの勝みなみが、新たに5番ユーティリティを投入する。今週開催のメジャー第2戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」は、名門バルタスロールGCが舞台。極端に距離が長いわけではないものの、深く粘っこいラフや硬いグリーンが特徴。そんなコース対策で、新たなクラブがバッグINした。
今回は5番アイアンを抜いて、代わりに5番ユーティリティを入れる。「5番アイアンでエッジから3ヤードくらいに落ちて、20ヤードくらい転がったりしている。手前のピンだと、そこからパーでしのぐのも大変」と、勝のパワーでもスピンのきいた球で止めるのは厳しかったため、より高い弾道でスピンがかかるクラブを投入する。

「ハイブリッドで半分の距離に抑えられたらパーかバーディも狙えるよねという考え方」と、たとえピンをオーバーしても、それがすこしでも近いならと5番同士の入れ替えを決断。5番アイアンのキャリーは180ヤードだが、5番ユーティリティだと5ヤードから8ヤードキャリーが伸びる。飛距離アップが目的ではないため、同距離を打つためには「フィーリングとかスイングとかで調整していけたら」と、すこしでも楽に止められる方法を模索した結果、今回の選択にたどり着いた。

「予選通過だけじゃなくて、やっぱり上位に行きたい。前のメジャーは1打で予選落ちしてしまってすごく悔しかった。予選落ちとか関係ない位置にいて、上位を狙っていけたら」。前週の「マイヤーLPGAクラシック」では3日目に猛チャージを見せてトップ20に入った。「決勝に残ればこっちのもん」と週末に伸ばす自信は、「根拠がないけど(笑)」なぜかある。日本のメジャー連覇を果たした勝が、海外メジャーでも輝きを放つまであともう少しだ。(文・高桑均)

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