
トッテナムに所属するブラジル代表FWリチャーリソンが、レアル・マドリードについて語った。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
長らくセンターフォワード(CF)の主軸として活躍し、クラブ歴代2位の通算354ゴールを叩き出した元フランス代表FWカリム・ベンゼマの退団が決定したレアル・マドリード。クラブ史に名を刻んだ35歳のストライカーとの別れを受け、スペインの“白い巨人”は今夏の移籍市場にて、代役となるFWの確保に優先的に取り組むと見られている。
そんななか、ブラジル代表に招集されているリチャーリソンが、17日に行われる親善試合のギニア代表戦を前にした記者会見で、「選手たちは皆、世界最大のクラブであるレアル・マドリードのユニフォームを着たいと思っている。それは、どんな選手にとっても夢なんだ」とレアル・マドリードの“新ストライカー候補”に名乗りを上げた。
“逆オファー”を送ったリチャーリソンだが、昨夏にエヴァートンからトッテナムへと加入したばかり。6000万ポンド(約98億円)という巨額の移籍金で加入したものの、リーグ戦ではわずか1ゴールと期待に応える活躍はできていない。レアル・マドリードへの移籍を夢だと公言した一方で、リチャーリソンは「僕にはクラブがあり、契約がある。なぜ彼らが僕を大金を払ってまで買ってくれたのか。その価値を彼らに示さなければならない」と来季の残留を示唆しつつ、真価を発揮することを誓った。