
日本代表に招集されているFW上田綺世(サークル・ブルッヘ/ベルギー)が、ヨーロッパ移籍初年度で掴んだ自信を明かした。
昨年7月にサークル・ブルッヘに加入し、ヨーロッパでのキャリアを歩み始めた上田。「新しい環境で色々な変化を必要とされましたし、強度や知識などサッカーにおいて色々なところで成長できたと思います」と語る24歳は、公式戦43試合の出場で23ゴール2アシストをマーク。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギーリーグ)の得点ランキングで2位につけるなど、見事な成績を残した。
ヨーロッパ挑戦初年度で得点を量産し、大きな爪痕を残した上田は「シーズン通してずっとやってきているので、何かが大きく変わったという自覚はない」と明かし、「何が変わったかを確かめたいとは思っていない。常にステップアップしていけるようにワンプレーワンプレー全力で取り組むだけです」とコメント。一方、異国の地での新たな挑戦の中では、確かな手応えも得られていたようだ。上田は次のように語っている。
「文化や言語、サッカーや生活も違う中で、自分はどういうプレースタイルで、どういう形で得点を取っていくかということを1年間ずっと考えていました。そういう点では、動き出しとか自分の武器は確実に明確になったし、海外に通用するところや、今後どういうプレーヤーとして上に行くかというところも自分なりに見つけることができました。それが1つ自信になったかなと思います」
背番号「9」を託され臨む今回の代表戦。A代表での初ゴールにも大きな期待がかかる上田は「日本代表自体、海外で活躍している選手も多いし、武器を持っている選手が多い」と語り、その上で「自分の武器が生かされる部分も多いと思うので、話したり、自分で表現しながら、信頼も含めてボールを引き出せるように努力していきたいです」と意気込みを示した。