
レアル・マドリードは、トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインの獲得レースから撤退するようだ。8日、スペイン紙『スポルト』が報じている。
長らくセンターフォワード(CF)の主軸として活躍し、クラブ歴代2位の通算354ゴールを叩き出した元フランス代表FWカリム・ベンゼマの退団が決定したレアル・マドリード。クラブ史に名を刻んだ35歳のストライカーとの別れを受け、スペインの“白い巨人”は今夏の移籍市場にて、代役となるFWの確保に優先的に取り組むと見られている。
そんななか、レアル・マドリードはかねてから、ケイン獲得の噂がメディアでは度々取り沙汰されており、ストライカーの獲得候補の最上位に位置付けているとも報じられていた。
しかし、今回の報道によると、レアル・マドリードはケインとの契約は実現可能な選択肢とは考えておらず、獲得レースから撤退するとのこと。その理由は、もうすぐ30歳となる選手にかかる費用としては高額過ぎると考えているからだという。ケインの移籍金は1億2000万ユーロ(約180億円)にまで上るとも報じられ、年俸も2000万ユーロ(約30億円)と高額である。そのため、レアル・マドリードは財政的な事情を考慮し、ケインの獲得を行わない意向のようだ。
また、同メディアによると、レアル・マドリードは、チェルシーに所属するドイツ代表MFカイ・ハフェルツの獲得を優先する模様で、まだ23歳と若い同選手に投資する可能性が高いと報じている。“FWの再編”を迫られることとなったレアル・マドリードは、果たしてどの選手を新戦力として迎えるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。