導入時期も判明! 京成の新型車両「3200形」の特徴「柔軟性」とは 偉大な”先輩”もいた!?

京成電鉄が新形式車両「3200形」の導入に向けた設計を進めます。どのような車両になるのでしょうか。

「新形式車両」3200形の特徴とは

 京成電鉄は2023年5月18日(木)に設備投資計画を発表。そのなかで、新形式車両「3200形」の導入に向け設計を進めるとしています。

 2024年度から導入される3200形は、需要に応じて1編成あたりの車両数が変更できる車両となります。 京成電鉄によると、「1編成あたり4両、6両、8両に組み換えができる車両になります」(経営統括部 広報・CSR担当)としています。そうした車両を導入する理由については「新型コロナウイルスのような一時的な需要の減少や将来的な旅客需要の変動によりフレキシブルに対応するため」(同)と話します。 電車の1編成は一般的に「先頭車+中間車+先頭車」で構成され、さらに号車によって「モーターを積んだ車両」「パンタグラフの付いた車両」など機器も異なるため、おもちゃのようにホイホイと抜いたり足したりできるものではありません。従って、両数を増やしたい場合、「8両+4両」のように2編成の先頭車同士を連結するなどの対応となってきます。 今回導入される京成の新型車両は、その「抜き足し」がしやすいよう、最初から考慮して設計されることとなります。 これを先行して実現しているのが、JR東海の新型新幹線車両「N700S」です。路線の状況に対応し、編成両数を柔軟に組み替えられる「標準車両」として設計されました。機器を小型化し、1両に必須機器を集約するなどの工夫が取られています。京成の車両もこのような設計思想のもと開発されるのかもしれません。  京成3200形の導入車両数や、現時点で最新の車両である「3100形」が将来的に製造終了するのかについては「未定」としています。ちなみに、3100形は2023年度も製造が進められ、1編成導入される予定です。 

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