軽空母よりデカい! 中国初の輸出用2万トン級揚陸艦 タイへ向け上海を出港

タイ海軍史上、最大サイズの艦艇になります。

引き渡しから3か月、ようやく本国へ向け回航

 タイ海軍は2023年4月18日、中国船舶工業集団(CSSC)で建造された大型揚陸艦「チャン(CHANG)」が、本国へ向けて上海を出港したと発表しました。

「チャン」は中国海軍向けに設計・建造された071型揚陸艦をベースに、輸出モデルとして小改良が施されたもので、排水量は約2万トンとのこと。中国にとっては初の外国向けドック型揚陸艦になります。 中国とタイは2019年9月9日に建造契約を締結しており、2021年12月23日に進水、今年(2023年)1月4日にはタイ海軍へ引き渡されていました。 ちなみに、タイ海軍には満載排水量約1万1500トンの軽空母「チャクリ・ナルエベト」がありますが、「チャン」は同空母を超える大きさのため、タイ海軍最大の軍艦として運用されます。 なお、タイ海軍では2036年までに同種の大型揚陸艦4隻を運用可能な能力を獲得するという計画を立てており、「チャン」はそのさきがけにもなるとのことです。

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